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自動車産業

天津開発区は、中国最大の自動車製造拠点になると見られる。その優位性をあげてみると:

自動車産業チェーンの育成における天津市の地理的優位性

  天津は北方における経済発展の中心地であり、地理的に戦略的な優位を持っており、東北と内陸部の市場に対する影響力と牽引の役割が強い。
  長江デルタと珠江デルタに比べ、天津はコスト上の優位性と製造業の発展潜在力を持っており、すでに中国で最も重要な自動車生産基地の一つとなっている。
  天津港は北京、天津、河北省地域における最大の港として、中国北方で自動車完成車と部品を輸出する主要なルートである。
  天津経済技術開発区が所属する地域は国際的な自動車産業の発展区域の特徴にふさわしく、国家が重点的に支援する自動車基地のひとつである。

天津及び周辺地域における部品産業の現状

  製品の種類が揃っているが、関連企業は多数で、小規模だ。
  製造関連に集中している。
  3種の資本:外国資本、国有資本、民間資本
  3タイプの供給チェーン:
  1) 日系・韓国系:「双方独占型」
  2) 一汽系:「垂直統合型」
  3) 民間系:遊離状態

天津市は、中国自動車産業の発展戦略に組み込まれた。

  天津汽車工業集団有限公司と中国一汽集団との統合によって、天津の自動車工業は国が重点に支援する三大集団の一つになった。今後は、完成車と新型車に関する新規計画の面で、国の関連部門からの有力な支援が期待される。

中国北方のおける最大の港と全国最大の自動車輸入通関港を有する天津。

  中国で輸入権・輸出権を持つ6カ所の通関港の一つである。

  2005年に完成された天津港のロールオン・ロールオフ船埠頭の自動車の年間取扱能力は10万台である。荷物集積場の面積は7万4000平方メートルで、自動車の収容能力は4500台であり、中国最大の自動車輸出入集散センターとしての天津港の地位を強化した。該当埠頭は、現代的で、専門的なロールオン・ロールオフ作業設備を備えている。また、天津港は、天津港総合管理情報システムと世界で先進的な日本郵船のロールオン・ロールオフ船埠頭業務管理システムを導入し、埠頭と作業場をカバーする24時間体制のモニタリングシステムも取り付けていて、管理システムが完備している。埠頭は、取扱能力が高くて、年間自動車取扱能力は既に10万台を突破した。2007年1-3月、天津港の自動車取扱総量は前年同期比35%増の6万551台に達した。天津港の完成車の年間輸入台数は全国の半分以上、市場シェアは全国の3分の1以上を占める。2006年、天津港の自動車輸出入台数は16万2000台に達した。

  また、自動車輸出入のニーズの応えるため、天津港は、もう1ヵ所のロールオン・ロールオフ船埠頭を建設する計画である。新しい埠頭は、専門化したロールオン・ロールオフ・バースを2カ所建設し、自動車の年間取扱量を50万台に設定している。また、埠頭の海岸線の長さは565mに、前方の水深は-11.6mに設定している。

自動車産業は天津市の中堅産業の一つである。

  天津市は、もう約200社の自動車関連企業が進出しており、自動車部品産業チェーンも徐々に整っている。
  そのうち、自動車・乗用車の完成車企業が6社、二輪車メーカーが3社、農耕用車両メーカーが1社、改装車メーカーが12社、部品メーカーが約170社ある。

乗用車と軽自動車の専門生産拠点の一つである。

  軽自動車の製造台数は全国で1番目である。
  1.0リッターと1.3リッターのエンジンの生産量は全国で1番目を占めている。

2000年、天津汽車工業集団有限公司と日本トヨタ自動車は、合弁会社の天津豊田汽車有限公司を設立した。2002年、天津汽車工業集団有限公司と一汽集団とは、強者連合を実現した。

  一汽とトヨタの天津生産拠点の設置に伴い、トヨタ自動車の関連企業の進出が急増し、天津自動車産業の部品集中供給能力が絶えずに高まってきた。また、一汽シャレートとトヨタ自動車の最終組立工場を核心として、自動車完成車の製造・部品供給産業チェーンを整備し、自動車分解と自動車廃棄物のリサイクル対策を作り上げ、資源の閉ループ式流動と循環利用を実現した。

中国最大のエコノミーセダンの生産拠点の一つである。

中国自動車技術研究センター科学研究機構を持っている。

完備した物流と販売システムを持っている。

  天津市は、中国北方で最大の自動車物流センターである。
  物流ネットワークは、中国北方の11の省・市をカバーしている。
  上海大衆汽車有限公司は、天津開発区で、華北地方に向けた配送拠点を設置している。

北京・天津地域は、中国北方で自動車消費市場の成長が最も速い地域である。

  天津及びその周辺地域は、中国で自動車消費量が最も高い地域の一つである。北京市の自動車販売台数は、全国の約10分の1を占める。天津市の自動車購買数も全国で前列に立ち、個人自動車購買数は全国で4番目を占める。
  天津開発区は、天津豊田部品供給プラットフォーム、北京現代部品供給プラットフォームを構築する予定である。

天津開発区の自動車産業

天津開発区は、中国の「自動車工場」になる

  2006年、天津開発区は、「国家第一陣の自動車と部品輸出拠点」という光栄な称号を授けられた。
  2008年、天津開発区の自動車生産量は36万5800台で、自動車工業の生産高は開発区総生産高の19.5%を占める728億元であった。そのうち、完成車の生産高は555億9000万元で、部品の生産高は172億1000万元である。
  2009年、天津経済技術開発区における自動車工業の生産高は815億元に達し、区域工業総生産の19.4%を占めている。
  天津一汽豊田有限公司は、ヴィオス、カローラとクラウンなどトヨタの車種を製造し、投資総額は約10億米ドルである。

  韓国錦湖タイヤの新工場が開業
  平和、万都など部品メーカーが大幅に増資
  ドイツのコンチネンタルが開発区の自動車産業に進出
  天津汽車工業集団有限公司傘下の三峰客車は合弁について商談を行っている。
  安徽星馬汽車特種車整車厰
  天津國豊模具有限公司

物流配送:上海フォルクスワーゲン河北配送拠点、豊田貨運

技術レベルと研究開発状況

  自動車関係の内資の科学研究機構は2ヶ所、外資による独立の科学研究機構は4ヶ所、企業の非独立な科学研究機構は1ヶ所ある。

  天津経済技術開発区は企業が主体とする科学技術の革新事業を励まし、自動車産業技術のイノベーションを推し進め、大量の高水準の科学技術成果をあげた。また、32CPUシステム、減震・防音技術、排気ガス浄化技術、100%電気自動車、ハイブリッドカーなどのコア技術を持っている。

  各革新機構が国家科学技術部、国家発展と改革委員会、天津市科学技術委員会、天津市発展と改革委員会などの機構から25項目の科学技術計画を獲得し、一連の重大なコア技術を突破し、数多くの自主的知的所有権を持つ企業やブランドを作り上げた。

自動車部品産業チェーンが日増しに完備している

  各種の自動車メーカが110社あり、そのうち完成車メーカが4社、部品メーカが106社ある。

  一級サプライヤーの数が半分を超え、製品の付加価値の高い関連プロジェクトが三分の一を占めている。エンジン、カーエレクトロニクス、自動車部品、自動車金型、タイヤ、塗料などを含む比較的完備した産業チェーンが形成されている。

  国内初の自動車生産資格を持つ新エネ自動車企業--天津清源電動車両有限責任公司を設立した。

  虹岡、豊通を主とする自動車リサイクルの産業クラスターを形成し、自動車分解と自動車廃棄物再利用の産業チェーンの構築によって、資源循環型の流動と再利用を実現した。

  ハイエンドな自動車研究開発と設計の分野で、トヨタ、松下カーエレクトロニクス、富士通テン、JOHN DEEREなどの有名企業が集まり、設計と研究開発の能力が向上しつつある。

産業の優位性

  国家クラスの自動車及び部品の輸出基地

  第一陣の「国家新型工業化産業モデル基地」(自動車産業)

  天津清源電気自動車産業化モデル基地、低炭素経済モデル区

  環渤海完成車及び部品の産業クラスター

  天津自動車工業の主要な集積地

  カーエレクトロニクスの生産高は全国最高

  完成車産業と部品産業の相互促進

産業企画と発展目標

  生産能力

  2010年:50万台
  2015年:100-120万台

  生産規模

  2010年:自動車工業の生産高は1000億元に達し、区域工業総生産の18.2%を占める。
          そのうち、完成車の生産高は700億元、部品の生産高は300億元である。
  2015年:自動車工業の生産高は2500億元に達し、区域工業総生産の22.7%を占める。
          そのうち、完成車の生産高は1300億元、部品の生産高は1200億元である。

  主要製品

  完成車:乗用車、SUV、専用車などの各レベル、各タイプの車種がある。2009年、38.37万台の乗用車を生産)
  部品:カーナビゲーション、カーオーディオ、自動車用ワイヤーハーネス、トランスミッション、エレクトリックコントロールユニット(ECU)、自動車シートなどを含むサプライヤーシステムが発達している。

  代表企業

  完成車メーカ:一汽トヨタ、長城自動車、星馬自動車、清源電動車
  部品メーカ:富士通テン、デンソー電子、矢崎自動車部品、英泰(Intex)自動車内装部品、Continental自動車システム、アイシン車体、AWトランスミッション、津住自動車ワイヤーハーネス

  イノベーションレベル

  2010年:各種の工程技術センター、企業技術センターまたは研究センターが10ヶ所に達する。
  2015年:企業の新規研究開発センターが更に増加し、20ヶ所に達する。

  重点的な産業分野

  一つのリーダー産業を固める--乗用車
  一つの基地を作り上げる--自動車部品産業基地
  二つの分野を突破する--大型貨物車、マイクロバス
  三つのレベルを向上させる--部品製造、研究開発革新、自動車サービス業
  一つの分野にフォーカスを置く--新エネ自動車